越境学習で育む次世代リーダー【成果を出すための3つのポイント】
「次世代リーダーを育てる手法」の1つとしても注目を集めている“越境学習”。多様な背景を持つ人々との交流が、新たな視点を育むチャンスにつながります。
「越境学習」は、組織や業界の垣根を越えて学ぶ新たな手法です。視点を広げ、今までになかった知識が獲得できるとして、次世代リーダーの育成に活用している企業も増えてきました。
今回は、次世代リーダー育成につながる「越境学習の活用ポイント」について、3つの観点からご紹介します。
次世代リーダー育成に効果的な「越境学習」
越境学習が注目される背景には、複雑な「ビジネス環境の変化」があります。
グローバル化が進み、多くの企業は多様な文化・価値観に対する理解を求められるようになりました。また急速に進む技術革新への対応や、SDGsへの取り組みなど、従来の枠組みでは解決しにくい社会課題にも直面しています。
そうした状況下で必要とされるのが、柔軟な思考力と広い視野。そして、組織の垣根を越えて協働できる能力です。
複雑な課題に対応するリーダー育成に積極的な企業は、決して多くはありません。しかし「越境学習」では、異なる業界や組織の人々との交流を通じて、多様な経験・知識を共有することができます。
課題の解決に向けたイノベーティブな発想力を養い、次世代リーダーに必要なスキルを育むアプローチとして、多くの企業から注目を集めています。
越境学習で得られる3つのメリットとは?
組織の枠を超えて学ぶ「越境学習」には、従来の企業内教育では得られない“3つのメリット”があります。
【1】視野が広がり、経営者視点が獲得できる
越境学習では異なる業界、異なる組織の参加者と交流する機会が与えられます。「自社だけでは気づかなかった新たなモノの見方」に触れ、視野が広がるきっかけになることも。
結果として、市場全体を俯瞰する力や、多角的な視点で事業を分析する能力を高める可能性も生まれるでしょう。こうした能力は、将来の経営判断や戦略立案を行う際に、極めて重要な武器となります。
【2】組織を横断して変革を進める力を育む
さまざまな組織文化や業務プロセスを持つ人々と協働する経験によって、自然と多様性を受け入れ、コミュニケーションを工夫しながらプロジェクトを推進する力が身につきます。
組織の垣根を越えた変革を実現するには、協働を促進し、組織全体をリードする力が必要です。越境学習を通じて、社内横断のプロジェクト推進に不可欠な力を、身につけることができるでしょう。
【3】実践的なリーダーシップスキルを習得
越境学習を行うプログラムの多くは、実際のビジネス課題に取り組む「プロジェクトベース」が中心です。多様なバックグラウンドを持つメンバーをまとめ、限られた時間と資源の中で成果を発揮しなければなりません。
実践的なリーダーシップが求められるため、将来の高度な意思決定や難しい組織マネジメントを行う際のトレーニングにもなるとも言えます。
▼「個人」と「企業」。それぞれにもたらすメリットとは?詳しくはこちら
https://www.schole-corp.com/journal/article-007
越境学習を成功させる「3つのポイント」
越境学習を成功させるには、適切な環境と機会が重要です。プログラムを導入する際には、次の3つのポイントをぜひ意識してみてください。
【1】多様性に富んだ参加者構成
製造業、IT、金融、サービス業など幅広い業界から参加者が集まっているかどうかは、非常に大切です。異なる業界が多ければ多いほど、多様性が深まり、参加者に新たな気づきと刺激をもたらします。
【2】実践的なプロジェクト型学習
現実のビジネス課題に取り組めるプロジェクトに挑戦し、異なる専門性を持ったメンバーとチームを組む──そうした内容であれば、自然とメンバー同士が連携し、解決策を導くプロセスを学ぶことになります。実践形式でリーダーシップスキルが磨ければ、普段の業務にもすぐ応用できます。
【3】終了後のネットワークの継続
プログラムを通じて構築された多彩な人脈は、参加者にとって大きな財産です。異業種の同世代リーダーとつながれば、新たなイノベーション創出の機会が生まれる可能性も高まります。

参加満足度100%!「BMG越境学習」で次世代リーダー育成を
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2025年2月には、ロート製薬株式会社、住友林業株式会社、株式会社トリドリ、株式会社商工組合中央金庫の4社によるプログラムを開催しました。
受講者の平均年齢は、30代後半〜40代後半。職種は営業、BizDev、企画、設計、研究開発、エンジニアと多種多様な方々が集まっています。
終了後、受講者からは次のような感想が寄せられました。
経営を擬似的に経験しながら、2〜3年先の目標を達成するために全社でどのような戦略を取るべきかを考えることの難しさや、私と経営陣との視座の違いを改めて認識しました。
何のために経営をするのか?目標やゴールを常に意識したうえで、中期・短期目標を設定し、現時点で取るべきアクションを戦略的に考えることの重要性を再認識しました。
▼受講者のインタビュー記事はこちら!
https://www.schole-corp.com/usecase/article_10

▼2日間の様子はこちらのイベントレポートから!
https://note.com/schole_media/n/n5f410912ceb2
今後も東京、大阪での開催を予定しています。ご興味がありましたら下記フォーム「お問い合わせはこちら」より、お気軽にご相談ください!
【東京会場】
①2025年6月12日(木)〜6月13日(金)
②2025年9月25日(木)〜9月26日(金)
③2026年2月19日(木)〜2月20日(金)
【大阪会場】
2025年9月18日(木)〜9月19日(金)
A Space for Next-Generation Leaders to Learn and Grow Beyond Company Boundaries
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